PMSとの上手な向き合い方。代表の体験談から生まれたセルフケアブランドReEssence
ライフスタイル
2025年8月18日
5分

PMSとの上手な向き合い方。代表の体験談から生まれたセルフケアブランドReEssence

~私の体験談とReEssence設立への想い~

はじめに:その不調、一人で抱え込んでいませんか?

「月経前になると、わけもなくイライラしてしまう」 「子どもや周囲の人に当たってしまい、後悔する」 「集中力がなくなり、仕事や家事に支障が出る」

このような月経前の心と体の不調に悩まされている女性は、決して少なくありません。それは**PMS(月経前症候群)**と呼ばれる症状です。

この記事では、PMS症状に長年苦しんできた一人の女性の体験談を通じて、医療機関での治療選択肢、そしてセルフケアの可能性についてお話しします。あなたの「ゆらぎ期」に寄り添う選択肢を見つけるための、ひとつの参考になれば幸いです。

中学生から始まった、月経前の不調との付き合い

PMS症状との付き合いは、私の場合、中学生の頃から始まりました。当初は身体的な症状が中心で、月経前および月経中の腹痛、下痢といった症状に苦しんでいました。

勇気を出して婦人科を受診した際、医師から「内診が嫌でしょ」「痛み止めを飲めばいいじゃん」といった言葉をかけられました。せっかく勇気を出して相談に行ったのに、その返答に悲しさを感じたことを、今でも鮮明に覚えています。

その後、定期的にイライラすることはあっても、それがPMS症状だとは気づきませんでした。気づいたのは、産後のことです。薬局の待合室に貼ってあった医薬品のポスターを見た時、「あ、これが私の症状だ」と初めて自覚したのです。それからは、イライラした時にカレンダーを確認すると、必ず月経前であることに気づくようになりました。

日常生活を脅かすPMS症状の現実

月経前になると、集中力がなくなり、仕事にも身が入りません。家庭では、子どもに怒鳴り散らしてしまい、ふと我に帰ると涙が出ることもしょっちゅうでした。

最も恐ろしかった体験は、二人目の出産後、PMS症状がより顕著になった時期のことです。

子どもとお風呂に入っている際、言うことを聞かない子どもに対して、反射的に風呂の蓋をしてしまったのです。

数秒後に我に帰り、すぐに蓋を外しましたが、その時の恐怖は筆舌に尽くしがたいものでした。泳げない子どもが亡くなってもおかしくない状況だったのです。

この出来事をきっかけに、月経前は子どもとの距離を置くようにしていました。しかし、子どもは構わず寄ってきます。その度に、「自分は何をしてしまうかもしれない」という恐怖に襲われ、自分自身が怖くて仕方ありませんでした。

医療機関での治療選択肢を検討する

この恐ろしい体験があまりにも衝撃的だったため、夫に相談し、再び婦人科を受診することにしました。ちょうどその頃、インスタグラムが普及し始め、ミレーナや低用量ピルといった治療選択肢について、情報を得られるようになっていました。

内診の結果、子宮が小さめサイズであることが分かりました。医師から「ミレーナは痛いかもしれない。のたうち回る方もいる」という説明を受け、怖くなった私は、服用薬を選択することにしました。

母がピルの副作用で吐き気に苦しんだ経験があること、そして私の年齢を考慮し、医師は低用量ピルではなく、黄体ホルモン単剤(ジェノグスト)を処方してくれました。

最初は0.5mgから始めましたが、出血が止まらなくなったため1.0mgに増量されました。すると、更年期症状が現れ、ホットフラッシュに苦しむことになりました。ただし、2ヶ月ほどで症状は落ち着き、半年後には、PMS症状がかなり改善されていました。

ただし、完全に症状がなくなったわけではありません。体感としては、症状が半分から3分の1程度に軽減された程度で、月経前のような不調は依然として続いていました。

セルフケアの選択肢を模索する中で

その後、サプリメントも試してみましたが、効果を実感できませんでした。悩んでいた時に、インターネット検索で「精油が月経前の不調に役立つ」という情報を見つけ、半信半疑で試してみることにしました。

最初は「精油なんて胡散臭い」と思っていました。しかし、実際に香りを嗅いでみると、スーッと気持ちが落ち着いたのです。

特に仕事終わりに育児や家事をする際、月経前は急にイライラが爆発しがちでした。そんな時、急いで精油の香りを嗅いで深呼吸すると、気持ちが落ち着き、子どもに怒鳴り散らす頻度がかなり減りました。

完全にイライラがなくなったわけではありませんが、それでも気持ちがだいぶ楽になったのです。

子どもにも、「月経前はイライラしやすくなること、そんな時に香りを嗅ぐと気持ちが落ち着くから、その時はそっとしておいてほしい」と説明すると、子どもは理解を示してくれるようになりました。

「香り」という選択肢が、なぜ有効なのか?

五感の中でも、嗅覚は非常に特殊な感覚です。鼻から入った香りの情報は、感情や記憶、本能を司る脳の「大脳辺縁系」という部分に直接届きます。良い香りを嗅ぐと、理屈抜きで気分がリラックスしたり、リフレッシュしたりするのはこのためです。

近年、この香りの働きに着目した研究が世界中で進められています。例えば、ゼラニウムやラベンダーといった精油の香りが、月経前の女性の不安感や睡眠の質に良い影響を与える可能性が示唆されています。

このように、植物から抽出される「精油(エッセンシャルオイル)」の香りを活用するアロマテラピーは、科学的な観点からも、心身のバランスを整えるための有効なセルフケアの一つとして注目されています。

セルフケアの課題と、新しい選択肢の必要性

医療機関での治療を受けながらも、多くの女性がセルフケアを求めています。その理由は様々です。

•	医療機関への受診に抵抗がある: 特に出産経験のない女性の中には、婦人科への受診に心理的な抵抗を感じる方が少なくありません。
•	薬の副作用が心配: 医薬品の副作用に不安を感じ、より自然な選択肢を求める方もいます。
•	既存のセルフケア方法の課題: アロマディフューザーや精油の直接塗布は、職場や外出先での使用が難しいという課題があります。

これらの課題を解決するために、シール形状のアロマ製品が開発されました。「自分にだけ香る」という特性により、職場や外出先でも気軽に使用でき、長時間の香りの持続が可能になったのです。

科学的根拠に基づくパーソナライズケアの時代へ

セルフケアを選択する際、重要なのは「自分に合った方法を見つけること」です。

好きな香りと、脳波上でリラックスを感じる香りが異なることが知られています。つまり、「好きな香り=心身に最適な香り」とは限らないのです。

今後、アプリなどのテクノロジーを活用して、心拍変動やその他の生体データを測定し、あなたにとって最適なセルフケア方法を提案する時代が来るかもしれません。

一人で苦しまないために

「月経前が怖い」という感覚は、一人ではありません。多くの女性が、同じ悩みを抱えながらも、一人で苦しんでいるのが現実です。

大切なのは、その悩みを「自分だけの問題」と思い込まないこと、そして「自分に合った解決策を探す勇気を持つこと」です。

今日からできる第一歩

月経前の不調に悩んでいるのであれば、まずは以下のいずれかから始めてみることをお勧めします。

•	医療機関への相談: 症状が強い場合は、医師に相談することが最も適切です。治療選択肢について、専門家のアドバイスを受けましょう。
•	セルフケアの試行: 医療機関への受診に抵抗がある場合や、医薬品の副作用が心配な場合は、精油やアロマ製品といったセルフケアから始めるのも良いでしょう。
•	生活習慣の見直し: バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠といった基本的な生活習慣を整えることも、心身の安定に役立ちます。

まとめ:「ゆらぎ期」を、もっと心地よく

月経前のつらい時期を「我慢するもの」と思い込む必要はありません。医療機関での治療、セルフケア、生活習慣の改善など、様々な選択肢があります。

大切なのは、自分自身の心と体の声に耳を傾け、今のあなたに合った方法を見つけることです。